『竹』との出会い

 私は、1987年に開催された「華道選抜展」出品の際、
父の進言もあり、京都未生流の伝統的な花材である
『竹』
主材として選びました。

 といっても、笹の付いた青ではなく、割(割った
を使いました。

 その際、制作がおもしろかったこと、また、その展覧会が
審査展で、奨励賞を受賞したこともあり『割
』にハマって
しまいました。

 以降、時には剛直、時には柔軟といった二面性を持ち合わ
せ、外側の青と内側の白が織りなすコントラストの美しさな
ど、
『竹』が秘める妙味にすっかり魅了されてしまい、現在
を主材とした作品制作に挑み続けています。

「華道選抜展」出品作品“竹林三友”
《野外での作品展示》

1999年、「芸術祭典・京」の「公募 京を創る」という
野外作品展に作品を応募。幸運にも入選し、京都東山の豊国
廟の石段330段に、
を使って大作を制作しました。

1998年には同じく「芸術祭典・京」の異分野交流部門の
野外造形展に、華道部門を代表して、東本願寺の別院である
枳殻邸の庭園に出品しました。

2003年から始まった京都の新たな春の風物詩である「京
都・花灯路」2003年から2005年は円山公園での「現
代いけばな展」に参加、2006年以降は、「いけばなプロ
ムナード展」に参加し、清水寺前、大雲院前、大谷祖廟参道
に出品しました。

「芸術祭典・京」公募展出品作品
“風景99 領域 上り下り”
《各種展覧会》

毎年開催される「京都未生流いけばな展」、諸流派展の
「日本いけばな芸術展」・「華道京展」・「hanaシ
リーズ」・「新世代いけばな展」・「新進作家展」等々
への出品。

「二条城築城400年記念いけばな展」などの記念展。
作家のグループとのジョイント展、友人の京料理店での
作品展示、パーティーやオープニングイベント、建造物
のエントランスへの展示など、
とミラーやアクリル等
の異素材との取り合わせた作品、モーターを用いた動く
作品など、
との調和と融合を目指した作品制作を多数
手がけています。

「京都東山花灯路2007」
“風景2007 風燦る”
「いけばな同人西樹 花のかけ橋展」出品作品
“風景2000 HAKOBUNE”
「いろとやすらぎの世界」
着物作家グループとのジョイント展
「第59回 華道京展」出品作品
“風景2008 沖る-hihiru-”